武田塾に通って早大に合格、武田塾の特徴と1年間で感じたメリット・デメリット

今日は僕が浪人の時にお世話になった塾である武田塾について記載します。浪人時の予備校として、駿台・河合塾マナビス・四谷学院で迷ったものの、武田塾も含め足を運び、予備校の方針などを確認した結果、僕には武田塾が合っていると判断。

結果、無事 第一志望の早大合格となりました。今回は武田塾に決めた背景に通じるものがあるのですが、武田塾の特徴とメリット・デメリットを整理しました。

 

参考書籍 楽天市場へのリンクです
代ゼミが負け、東進が勝ち、武田塾が伸びる理由 勝てるフランチャイズの極意 [ 竹村義宏 ]

武田塾ってどんな塾? その特徴

武田塾の大きな特徴は以下の3点があります。

  • 授業をしない
  • 一冊の参考書を完璧にこなすことに重きを置く
  • 自学自習を徹底

 

まず、武田塾の最大の特徴であり、ほかの塾と違うところは”授業をしない”ことです。武田塾は市販の参考書だけで志望校を合格目指している塾となり、レベル別で段階式に勉強する参考書が決められており(自学自習する参考書の順番を示したものルートと呼ぶ)、一週間に一度(この回数は自分が決めたコースによって変わる)塾の講師が一週間分の宿題を出し、またその時に参考書のわからなかった点を講師が解説するというシステムになっています。

授業をしないと言っても週に何度か個別指導をするという感じです。現在、YouTubeやサイトにて参考書だけでの志望校合格を目指すルートは公開されています。

また、武田塾では一冊の参考書を完璧にすることに力を入れています。大手の衛星予備校では高速学習を目指すところが多いため、一冊を完璧にすることはなかなか難しいですが、武田塾は一冊の参考書が完璧に覚えるまで何周も繰り返して同じ参考書を行うため、他の予備校よりも習熟度は高いでしょう。

ただし、勉強をする習慣のない人や宿題をしっかりやらない人には不向きとなります。勉強した内容が一番身につくのは、復習している時です。というのも、授業はどうしても受け身になりがちで、復習をするときは自分で理解しようとするため能動的であり、自分から進んで理解しようとする復習こそが一番記憶に残りやすいからです。

一般的な予備校は、授業を受けて復習するという2ステップですが、武田塾は初めから自学自習なので効率が良いと思います。

 

▼偏差値37から早慶へ。ありがちな話ですが、こちらの書籍も参考になります。

武田塾のメリット

上記の武田塾の特徴と重なりますが、武田塾に1年間通って感じた そのメリットを記載します。

  • 他の大手予備校と違い、そこまで生徒数が多くないため教務や講師の方が生徒一人一人に親身になって対応してくれ、相談などにはよくのってくれた
  • ルート(自学自習する参考書の順番を示したもの)はしっかりと志望校合格までの実力がつくように作られていて、ルート通りにこなせば合格出来るだけの基礎力はつく。
  • ただし、早慶志望の人はルートでだけに頼らず自分に足りない点や弱点を自分で見つけ対策し応用力をつけ、しっかりと過去問演習を行う必要がある。

 

▼参考までに、武田塾のWebサイトで公開しているルートの事例です。

武田塾、教科別ルート

武田塾、早慶レベル英語のルート

 

▼事例として、以下で紹介の参考書も武田塾のルートに記載されています。

話題別英単語リンガメタリカ、早慶の専門性が高い英語・背景の勉強に必須の参考書の特徴
秋の気配を感じる10月となりましたが、大学受験に向けて、早い人だと志望校の過去問を一度やってみたり、志望校の過去問演習を始めたりする時期ではないでしょうか。マーチや早慶になると英語の文章もかなり専門性が強く、英語は苦手じゃないけれど...

武田塾のデメリット

一方の武田塾のデメリットは以下となります。

  • 講師の大学生の方が必ずしも武田塾出身の人ではないため、人によってはルート通りの参考書をやらせない人がいたり、ルートの参考書をやったことのない講師がいるため方針の不徹底がある(僕が通っていた校舎の話であり、すべての校舎にこれが当てはまるわけではない)。
  • 上記の意味では、武田塾に通わずとも、その勉強方法や志望校に応じた参考書類を行う順番(ルート)さえわかってしまえば(Webで公開されています)、必ずしも武田塾に通う必要はないと言えるかもしれません。
  • ただし、塾に通うことなく自分で勉強のペースを身に着けること自体が難しく、強い意志を持った方に当てはまることですが。

武田塾はこんな受験生に向いている

では、上記のメリットとデメリットを踏まえたうえで、僕が感じる武田塾に向いている受験生は以下となります。

  • 授業を受けるのが嫌いな人や集団授業では集中力が持たない方。授業を受けるのが嫌いと表現しましたが、ある意味では自分の勉強スタイルを確立している方とも言えます。
  • 大手予備校の受け身のスタイルで失敗してしまった浪人生。
  • 宿題をきちんとこなせる方。自学自習に重点を置いているため、武田塾の定めるルートに従い、自己管理をしっかり行ったうえで宿題をこなせる方が武田塾に向いています。

僕の場合には、現役時代にある程度の勉強スタイル(自分の苦手分野を認識し、それに合わせて勉強を行う)が確立していたため、集団授業を受け標準的な勉強方法に従うよりは、自分に合ったスタイルで自学自習を主としたいとの意向もあり、武田塾を選択しました。

まとめ

いかがでしょうか。武田塾に通った1年間を思い出し、徒然と武田塾の特徴、メリット・デメリットを記載しました。

最後にあらためて記載しますが、授業を行わない武田塾だからこそ、自分自身での管理と第一志望に向かって突き進む強い意志が必要となります。様々な誘惑に負けない強い意志があれば予備校に通う必要がないのでは、との意見もあるかと思いますが、そんな場合にも、自習室を開放している武田塾は規則正しい受験生活を送るうえでも効果があると思います。

 

▼切り口を変えての記事ですが、こちらもご参考

武田塾 vs 大手予備校、私が浪人時に武田塾を選んだ理由
「授業をしない」ことを特徴の一つとする武田塾。私が浪人した際には、駿台予備校、河合塾マナビス、武田塾のどこに通うべきか悩んだのですが、最終的には武田塾に決定し、無事 第一志望の早大に合格。 今回は、以下の過去記事と部分的に重複...

 

コメント

  1. […] 武田塾に通って早大に合格、武田塾の特徴と1年間で感じたメリット・デメ… […]

  2. […] 武田塾に通って早大に合格、武田塾の特徴と1年間で感じたメリット・デメ… […]