苦手な国語を早稲田合格まで引き上げた、国語の過去問の効果的な復習方法

今回は前回の「大学受験、過去問演習の目的や効率的な進め方など、2年間の受験勉強から整理してみた」に続いて、国語の過去問の効率的な復習方法について記載します。

僕はもともと国語が大の苦手で、大学受験においても国語が一番苦戦しました。現役のころはセンター試験も80分間で現代文までしか解き切ることができなかったのですが、浪人を経て早稲田の国語にまで対応できる国語力をつけることができました。

今回はそのような力をつけるための、国語の過去問の復習方法を記載します。なお、補足となりますが、早稲田志望の受験生は赤本あるいは青本のどちらを購入すべきか迷っている人が多いと思いますが、国語に関して青本をおすすめします。

現代文の復習方法

まずは現代文の過去問の復習方法について記載します。

 

手順1として、解説を読む前に意味段落をつけ、意味段落ごとに要約を行う

国語の評論文は一貫してある主張をしようとして書くものですが、その中にも内容やまとまりが存在します。

国語の学習において要約は大切だと言いますが、早稲田などの難しい問題を解きながら全体を要約することは大変難しく、実践的ではありません。また、早稲田の評論文は内容も難しく、頭の中で話を整理しながら読み進めなければ、何を言いたい文章なのか明確にわからずに混乱することが多々あります。

そこで同じこと主張を行なっているまとまりを意味段落に分け要約することで、筆者の主張を頭の中で整理しながら読み解く力が養えます。

僕は実際この意味段落分けと要約を繰り返し行うおかげで難しい文章もスラスラと頭で整理しながら理解することができるようになりました。国語の要約に関しては以下の参考書で学習しましょう。

 

 

 

手順2として、青本等の解説により、自分の読解の正誤を確認し、間違いや根拠になる部分を赤ペンなどで印を付ける。

これは多くの受験生が実践していると思われる一般的な復習の作業です。ここで重要なことは、選択肢の本文と合致しない部分や間違えになる根拠の部分をしっかりと赤ペン等で印を付けましょう。

国語の問題はいかに正解の根拠を本文中から見つけられるかが正解への鍵となります。復習の段階で間違えや正解の根拠となる部分に印をつけられるようにすることで、本番でも根拠を見つけやすくなることでしょう。

 

手順3として、解説を見終わったら赤本、青本を閉じて正解へのプロセス(ex.この選択肢は本文何行目に反対の内容がかかれているから消去法により消去できる)を自分で説明できるかを確認する。

復習はただ、解説を読んで終わりなのではなく、それを理解し、自分のものにしなければなりません。その解説に書かれた内容を本番の入試で自分で再現できなればいけないのです。

そのため、解説に書かれていた正解へたどり着くためのプロセスを赤本、青本を見なくても他人に解説できるほど理解しなければなりません。

 

手順4として、本文の解説や設問の解説を読み終え、その上で自分の要約文を見返して内容が間違えていれば書き直す。
こちらが最後のステップとなります。

古文、漢文の復習方法

現代文に比べてこちらはシンプルです。

  1. 解説を読み、自分の読解や、解答があっているか確認する。
  2. 音読する

驚いた人も多いのではないでしょうか?古文、漢文の音読ってあまり聞きませんよね。英語の音読は自分が音読するスピードで文章を読めるようにするのが目標です。それを古文、漢文でやっちゃえっていう発想です。

自分も始めは単なる思いつきでやってみたんですけど、予想よりもかなり効果的でした。古文を同じ文章を何度も音読することにより古文の表現になれ、読解するスピードが格段にあがりました。

漢文は何を音読するの?って思う方をいると思いますが漢文は書き下し文を音読しましょう。

さいごに

いかがでしょうか。上記の過去問の復習方法、あるいは記載の関連する勉強方法により、現役の頃には苦手意識が強かった国語が早稲田受験に対応できるほどまでになりました。これらの勉強方法は、国語力が向上すると思うので是非とも試してみてください。

 

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