Z会早慶コース、1年間受講して感じた特徴とおすすめするポイント。過去問形式の良問ぞろいで大きな力に

問題が難しく、かつ良問ぞろい通信教材で有名なZ会の通信教育。難易度高めの志望校を目指す場合、受講を検討している受験生は多いと思います。私は自習メインの受験勉強を送っていましたが、参考書以外の質の高い問題をやることで他の受験生と差をつけたいと思い、Z会の通信教育の受講を決めました。

受験生は限られた予算の中で、自分の学力を効率的に伸ばせると思うものに投資すべきだと思います。僕は大手予備校に高いお金をかけるよりは、大手予備校よりも値段の安い武田塾に通い、Z会の通信教育を併用することが最善だと考えました。

前置きが長くなりましたが、今回はZ会の通信教育の特徴や使用した感想を述べたいと思います。

Z会の特徴

まずは、Z会の早慶コース 英語と国語を1年間受講し感じた特徴について記載します。

ある程度の学力は必要。学力を基礎から学ぶものではない

Z会の通信教育は受験に必要な知識を一から学ぶものではありません。あくまでもそのコースの目指す大学の入試の問題を解くためのポイントやコツを学ぶものだと考えましょう。ですから、僕は武田塾のネットで公開されているルートの早慶レベルの参考書を終わらせてから、Z会の通信教育に取り組みました。

その点では武田塾とZ会の通信教育は相性がいいと思います。武田塾のネットで公開されているルート(武田塾おすすめの参考書)で志望校に対する基礎力をつけ、Z会の通信教育で応用力をつける。僕はこのやり方がベストだと思います

 

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3段階の学習プログラム

Z会の通信教育は入試本番から逆算して、合格のために必要な力をつけられる、以下の三段階の学習プログラムがあります。

  • 3月から8月は実戦トレーニング期
  • 9月から12月は実戦演習期
  • 1月から2月は直前演習期

実戦トレーニング期は入試問題の本質を捉える力を養います。その月ごとテーマ(ex.トピックの把握、因果関係)が決まっており、そのポイントの解説と例が掲載され、それを踏まえた問題が用意されています。例えば英語の場合、この問題を通して論理的に英文を読み、内容把握するスキルと効率的に問題を解く力がつきます。

実戦演習期では実際の過去問と同じ形式の問題を使い、実戦トレーニング期で学習したことを踏まえて、応用力を養います。実戦演習期の問題は入試問題と同等の難易度のものだったと思います(国語は実際の過去問よりも少し難しいものもあった)。

直前演習期は実際の入試問題の予想問題となっており、直前期に入試問題と同じ難易度の問題が解けるのでいい練習になります。

Z会をおすすめするポイント

では続いて、Z会をおすすめするポイントを2つ記載します。

過去問と同形式の良質な問題

「過去問の同形式」のおいては、早慶コースなどの志望校別コースの場合となりますが、入試問題の過去問には限りがあり、多く演習したくても過去問と同じ形式の問題は過去問しかありません。Z会をやることでその志望校と同じ形式で同じレベルの問題が他の受験生よりも多く演習できます。これにより、他受験生と差をつけることができます。

添削者の質が高く丁寧

いくら予備校や塾といえども、添削をしてくれるのはバイトの人が多いです。Z会の通信教育は採点者の視点に立ちしっかりと添削してくれます。自信のある英作文でもこれでもかというくらいの赤字の直しと答案作成のアドバイスが書かれていたのを覚えています。Z会の添削はどこの予備校の添削よりも丁寧だと思います。

まとめ

いかがでしょうか。難問の多いZ会の添削をためらっている方も多いと思いますが、単なる難問ではなく、じっくり考えないと回答を導くことができないという意味での良問が多くなっています。

約30年前に受験生であった私の親(慶大合格)の時代にも、東大・京大・早慶を目指すっ受験生の多くがZ会を受講していたとのことであり、早慶合格の大きな原動力となったようです。文中にも記載しましたが、市販の参考書などで基礎学力をつけたあとでの受講は特におすすめです。

 

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