どうも!!こんにちは!大学受験の英語の勉強において単語、文法、長文の勉強は必須です。これらはどの大学の入試においても必ず出題されるため、受験生は皆 必死に勉強します。しかし、意外にも勉強が手薄になりがちなのが英作文です。
今回は大学受験における英作文の雑感と、実際に英作文を克服するために使用したおすすめの参考書について記載します。
はじめに、英作文に対する雑感など
多くの方が中学生の頃から勉強している英語ですが、苦手意識のあるものとしては、ヒアリングにスピーキング、そして英作文ではないでしょうか。
ヒアリングやスピーキングと比較すると、英作文は一見簡単のように思えますが、実際に書いてみるとかなり難しいものです。僕が受験生のころ、英語で最も手こずったのが英作文でした。
では、最も英作文に手こずったのか。それは明白な答えが存在しないことと、短時間で自分の意見を英語で文章として表現する必要があるためです。そんな英作文を得意分野にするにはどうすれば良いのでしょうか?
英作文の勉強を始める時期
「英作文の勉強はいつから始めたらいいの?」という疑問を持つ受験生は多いと思います。僕もその一人でした。
まず、大前提として英語の単語と文法が完璧であり、長文をしっかりと解けるようになってからにしましょう。なぜなら、単語、文法が完璧でなければ英作文を書いてみたところでスペルミスや文法のミスで大幅に減点されてしまいます。それだけでなく、時間的な配分もあり、他の大問も解くことができず高得点が望めません。
英作文は単語、文法、長文の問題を確実に解いたうえでのボーナス問題くらいに思いましょう。始める正確な時期としては夏休み明けてから、9月、10月くらいから始めるのが良いと思います。
英作文を勉強する際の4つの重要なポイント
では、英作文を勉強する際の4つの重要なポイントを、現役・浪人の受験勉強で体感した自分の視点で項目分けしたうえで記載します。
まずは例文暗記から始める
英作文はよく英借文と言われています。これは参考書等で覚えた英語の短文を、英作文の問題に合わせて変形させて答えるという発想からきています。英作文の問題において、その場で一から英文を考えるよりも暗記している英文をパクって英作文を書くほうが時短になり、かつケアレスを防ぐことができます。そのため、英作文を学ぶ上で一番はじめにやらなければならないことは例文暗記です。
英作文の構成を理解する
英作文と言っても適当に意見を書けばいいわけではありません。英作文にも日本の評論同様にしっかりとした構成があり、高得点を目指すにはこの構成をしっかり守らなければなりません。英作文は導入、本論、結論という構成があることや具体例の書き方などが書かれている参考書をやる必要があります。
独学は危険、添削を依頼すべし
英作文は完全に独学で学ぶことは危険です。自分ではミスなくかけたと思っていてもケアレスミスしていることがよくあります。そこで自分の英作文を客観的にみる必要があるため、添削してもらうのが良いでしょう。
自分の場合には、Z会の英作文の添削を利用しつつ、下書きの段階で仕事上 英語を使用することの多い親に添削を依頼したことが何度もあります。現役の方の場合には、英語の教師に添削をお願いすることも、もちろん有効です。
採点者の視点を考える
英作文でやりがちなことは問題のテーマに対して独創的な意見で答えようとすることですが、採点者は英作文に対して独創性を求めていません。独創的な意見を求めるのなら小論文での出題とするでしょう。
そのため、英作文ではテーマに対してありきたりなことをミスなく素早くかくことを目指しましょう。そこで色々なテーマの問題に触れることが大切です。この意味では、以下で紹介の専門性の高い内容を記載する参考書も、長文対策も兼ねて有効かと思います。
おすすめの参考書
続いて、早大入試の英作文突破の原動力となった、おすすめの参考書を紹介します。
英作文 ハイパートレーニング 和文英訳編
この参考書は文法の知識を英作文で使える知識へと変えてくれる参考書です。文法のポイントごとに項目が分かれ、項目ごとにそれぞれの和文英訳のやりかたが書いてあります。
僕は文法を完璧にしてからこの参考書に取り組みましたが知らない知識がいくつかありました。これをやることで文法の力もつくでしょう。この参考書には基礎例文やそのCDがついているため例文暗記の参考書としておすすめです。
英作文 ハイパートレーニング 自由英作文編
この参考書は導入、本論、結論といった英作文の構成について説明されていたり、本論における具体例の書き方や意見の膨らませ方が書かれていて、また、和文英訳編で身につけた例文を使い実際に自由英作文に取り組みます。この参考書をやり終えることで初めて自由英作文が書けるようになります。
英検準一級 最短合格 英作文問題 完全制覇
この参考書は1章でハイパートレーニング 自由英作文編同様に英作文の構成や導入、本論、結論のそれぞれの書き方、メモの取り方や書き換えのやり方が説明されています。
2章では意見を述べたり、一般論を述べるときに使うような英作文で使える基本フレーズが58個載っています。
3章では教育、経済、健康、ビジネスのような様々な分野ごとの本論(英作文でそのまま使えるbody、意見)が231個も載っていてこれをやることで英作文のテーマにとても強くなれます。また、3章のコンテンツブロックは音声もついている。4章はテーマごとに英作文の問題が載っていて、全部で24題の英作文の問題とその解説が載っている。
まとめ
いかがでしょうか。大学受験での英作文を攻略するにあたり、重要なポイントとおすすめの参考書などを記載しました。多くの受験生にとって苦手意識のある英作文かと思いますが、逆に苦手意識を持つ英作文だからこそ、正しく勉強することにより差をつけることができ、ボーナス問題にも成り得る分野です。このため、受験する大学の出題傾向にもよりますが、ある程度は早めの勉強をおすすめします。
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