大学受験、英語の過去問の活用方法、なぜや音読を繰り返し確実に効果を高める復習事例

皆さんの中には過去問をやっているが復習方法がわからないという人や、赤本や青本の解説を読んで終わりにしてしまっている人が多いのではないでしょうか。予備校の授業やテキストまたは参考書は復習のやり方が書いているため、それらに従えば復習は簡単です。しかし、赤本は過去問を集めただけの本であり、解説も参考書ほど詳しくありません。そこで過去問を効率よく利用し、他人と差をつける勉強方法について記載します。

英語の過去問の復習方法

以下は、私が現役・浪人の受験勉強を通じて身につけた方法ですが、文法と長文に分けて記載します。

文法問題の復習方法

過去問の文法問題を終え自分で採点をしたら、以下のことを行いましょう。

  1. 解説を読みなぜ間違えたかを把握する
  2. その問題の他の選択肢がなぜいけないのかを理由を確認する
  3. 正解した問題もその回答を選んだ理由が正しいかチェックする
  4. 正解した問題のほかの選択肢も、なぜその答えがいけないかをチェックする

 

これは過去問や英語意外の問題にも当てはまることですが、正解した問題意外も「なぜ」を繰り返し、「なぜ、間違えたのか」「なぜ、その回答を選んだのか」を自問自答、あるいは参考書などで調べることにより、消去法の能力が上がり難しい文法問題を解く力が養えます

長文の問題の復習方法

以下のステップで復習を行うことにより、効果を高めます。

  1. 長文問題の採点を行い、解説を読んだうえで、正解とその正解にたどり着くプロセスを確認する。
  2. 長文と日本語訳を照らし合わせて自分の英文読解が正しく行われているかチェックしましょう。この時、過去問をもう一部コピーし、そこに構文(svocや修飾節を括弧で括るなど、このやり方はポレポレなどの構文の参考書で学ぶ)を書き込みましょう。
  3. 次は音読です。僕が考える音読のやり方は、こちらと以下4の2パターンあります。まず、上記2の段階で使用した、構文を書き込んだ長文を使い音読します。こうすることでどの修飾節がどこを修飾しているかをすぐに確認でき、さらには正しい読み方を矯正し、読解力を高められます。
  4. さらに過去問をもう一部コピーして、今度は何も書き込まず音読します。ここで意識するのは、構文が何も書き込まれていない状況でも、構文を意識しながら読めるようにすることです。この2パターンの音読を行うことにより初見の長文でも自然と文の構造を把握できながら、スラスラと読めるようになります。
  5. 1週間、毎日10回ずつ音読を繰り返す。英語は初見の問題をたくさん読むよりも反復して同じ長文を読むことで読解力が向上します。

 

いかがでしょうか。上記の方法は、過去問に限ったことではないので、手持ちの長文問題で試してみることをおすすめします。

さいごに

今回は英語の過去問の復習方法について書きました。この学習方法は現役、浪人と様々な学習方法を試し一番効果があると思ったのを紹介しています。少しでも受験生のお役に立てれば幸いです。

 

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